ADHDの治療薬について
ADHD(注意欠如・多動症)の治療薬として主に使用されるのは、コンサータ(メチルフェニデート徐放剤)、ストラテラ(アトモキセチン)、インチュニブ(グランファシン)の3種類です。
- コンサータ: 18~72mgの用量で、薬物成分が12時間かけて少しずつ放出されます。効果は高く即効性がありますが、副作用として吐き気や食欲低下があり、依存性のリスクがあるため専門医・登録医のみが処方できます。
- ストラテラ: 80~120mgの用量で、SNRIに似た効果を持ち、集中力を向上させます。効果が現れるまでに1か月程度かかることがあり、副作用には吐き気があります。
- インチュニブ: 4~6mg(18歳以上)の用量で、もともとは血圧治療薬として開発されました。衝動性を抑える効果があり、副作用には眠気があります。
コンサータについて
ADHD治療薬の一つで、メチルフェニデート徐放剤です。この薬は12時間かけて成分を少しずつ放出し、高い効果と即効性があります。一般的に18~72㎎の用量で処方されます。副作用には吐き気や食欲低下があり、専門医・登録医のみが処方できます。ドパミンの再取り込みを阻害し、神経系を活性化させることでADHD症状を緩和します。最高血中濃度に達するまでには約7時間かかりますが、急激な血中濃度の上昇は避けられるため、依存の心配は少ないです。当院では登録医が3名所属しています(飯島医師、井出医師、渡邉医師)。コンサータ処方を希望の方はWEB予約時に医師の指定をお願い致します。