コロナとデマ
「お湯を飲むとウイルスが死ぬ」「トイレットペーパーが不足する」。
新型コロナウイルス(COVID-19)に関するデマや噂がインターネット上に溢れています。
今回の新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でトイレットペーパーや食料品の買い占めなどの騒動で大変な思いをされた方も多くいらっしゃると思います。 それに流された人々が買い占めや大量買いをすることで、デマに流されていない人たちにまで影響が及びます。
早朝からお店に並んだり、自分にとって必要な個数以上に物を買ったりしていませんか?
社会不安が高まり、情報が不足しているときに人はつじつまを合わせるためにデマにとびついてしまう傾向があります。
ウイルスは自然災害などとは異なり、可視化しにくいものです。正体が見えないため、余計に不安や恐怖心が強くなります。さらに、今回の新型コロナウイルス(COVID-19)のように過去にデータや経験がないという状況に対する不安の強さは噂やデマの真為を確かめるゆとりのなさを生むことにつながります。
心理学者のオールポートレートとポストマンは、デマの拡がりは問題の重要性と状況のあいまいさの積に比例すると述べています。重要であいまいな内容ほどデマが流れやすいのです。
デマや噂に流されないためには、いま自分が不安を感じているということを認識することが重要です。
気持ちが焦っている時ほど、情報は正しいのかどうかを一度立ち止まって判断する必要があります。 焦らないためにも、不安を感じていることを知って、自分に合った不安を取り除く方法を実践する(人に話をするなど)と良いかもしれせん。