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新卒で「もう辞めたい」と感じたら|入社してすぐつらい理由と心を守る考え方

[2026.04.13]

新卒で入社したばかりなのに、「もう辞めたい」「このまま続けられる気がしない」と感じてしまうことは、決して珍しいことではありません。社会人1年目は、仕事そのものだけでなく、生活リズム、人間関係、通勤、責任感など、さまざまな変化が一気に重なる時期です。特に春は、環境の変化によるストレスが大きくなりやすく、心も体も思っている以上に疲れやすい時期でもあります。 こうした状態はあらかじめ知っておくだけでも、「自分だけではない」と少し気持ちが楽になることがあります。この記事では、新卒でつらさを感じやすい理由や、無理をしすぎないための考え方についてお伝えします。

新卒で入社してすぐつらくなるのはなぜ?

新卒での就職は、多くの方にとって人生の大きな転機です。学生の頃とは違い、毎日決まった時間に出勤し、慣れない仕事を覚え、周囲に気を配りながら過ごす必要があります。「社会人なのだから頑張らなければ」「早く仕事を覚えなければ」と気を張り続けることで、知らないうちにストレスがたまってしまうことがあります。特に真面目な方ほど、自分のしんどさに気づくのが遅れやすい傾向があります。

また、春は気温差や生活の変化によって気分の落ち込みや不安、だるさ、不眠などが出やすい時期でもあります。気持ちの問題だけではなく、季節の影響も重なっていることがあります。

「入社してすぐ辞めたい」と思うのは甘えではありません

入社して間もない時期に「辞めたい」と感じると、「こんなことでつらいと思う自分は甘いのではないか」と責めてしまう方も少なくありません。ですが、環境の変化に強いストレスを感じるのは自然な反応です。新しい場所、新しい人間関係、新しいルールの中で緊張が続けば、心が疲れてしまうのは当然ともいえます。

周りがうまくやっているように見えても、実際には戸惑ったり、落ち込んだりしながら少しずつ慣れていく人がほとんどです。最初からうまくできなくても大丈夫ですし、すぐに馴染めないことも珍しいことではありません。

どれくらい続けるべき?と悩む方へ

「最低でも3年は続けた方がいいのかな」「もう少し頑張るべきなのかな」と悩む方も多いと思います。けれども、どれくらい続けるべきかに絶対の正解はありません。大切なのは、年数ではなく、今の自分の心身の状態です。

たとえば、一時的な緊張や慣れないことによる疲れであれば、少しずつ環境に慣れることで楽になることもあります。一方で、眠れない、食欲がない、朝になると動けない、不安や落ち込みが強いといった状態が続いている場合は、無理を続けることでかえって悪化してしまうこともあります。「どれくらい働いたか」よりも、「今の自分がどういう状態か」を大事にして考えることが大切です。

新しい環境に慣れるには時間がかかります

新卒の方の中には、実家を出て一人暮らしを始めたばかりという方も多いと思います。仕事だけでなく、家事や食事、生活全体を一人で回していくことは、それだけでも大きな負担になります。さらに、職場の人と打ち解けるまでにも時間がかかります。まだ気を使う相手ばかりの中で、わからないことを聞いたり、自分の居場所を探したりするのは、思っている以上にエネルギーが必要です。

「早く慣れなければ」「早く仲良くならなければ」と焦ってしまうこともあるかもしれませんが、そんなに急がなくて大丈夫です。人間関係も仕事も、少しずつ積み重ねていくものです。

心の拠り所を作っておくことが大切です

新しい環境の中では、仕事以外に心の拠り所を持っておくことがとても大切です。それは大げさなことでなくても構いません。家族や友人に連絡すること、好きな音楽を聴くこと、部屋を好きなもので飾ること、帰宅後に動画を見ること、週末にほっとできる場所へ行くことなど、自分にとって少し安心できるものがあるだけでも違います。

「ここに戻れば少し落ち着ける」「これをしている時間は少し楽になれる」と思えるものがあると、心が追い詰められにくくなります。仕事だけがすべてにならないようにすることも大切です。

辞める前に考えたいこと

つらいときは、「もう辞めたい」と思うのも自然なことです。ただ、気持ちがかなり落ちているときほど、物事を悪い方向に考えやすくなることがあります。そのため、すぐに退職を決める前に、「今は疲れが強いのか」「この職場自体が合わないのか」「一度休めば考えられそうか」を分けて考えてみることが大切です。

辞める以外にも、休むという選択肢があります

「辞めるか、我慢して続けるか」の二択で考えてしまう方は少なくありません。けれども、実際にはその間に「少し休む」「休職を考える」といった選択肢もあります。特に、心身の不調が強くなっている場合には、無理を続けるより、一度立ち止まった方がその後の選択肢が広がることもあります。

休むことは逃げではありません。気力や体力が大きく落ちてしまう前に、自分を守るための方法として考えてよいものです。

つらさが続くときは、医療機関に相談するという選択肢もあります

「休めば大丈夫かな」と思っていても、気分の落ち込みや不安、体の不調が続いている場合には、心療内科などの医療機関に相談するという選択肢もあります。また、いきなり診察に抵抗がある場合には、カウンセリングを受けてみるという方法もあります。話を整理したり、気持ちを言葉にするだけでも、少し楽になることがあります。 たとえば、一例ですが、次のような状態が続いているときは、一度専門家に相談してみることも検討してみてください。

  • 朝になると強い憂うつ感がある
  • 眠れない、または寝ても疲れが取れない
  • 食欲が落ちている
  • 通勤前になると強い不安や動悸が出る
  • 気分の落ち込みが続いている

「この程度で受診していいのかな」と迷われる方も多いですが、早めに相談することで、無理を続けずに済むこともあります。一人で抱え込まず、安心して話せる場所を持つことも、心を守るための大切な方法のひとつです。

新卒入社の時期は、思っている以上にしんどくて当然です

新卒での入社直後は、誰にとっても負担が大きい時期です。しかも、春という季節自体が心身に影響を与えやすいため、「しんどい」と感じるのは決して特別なことではありません。大切なのは、自分を責めすぎないことと、限界になる前に少し立ち止まることです。焦って結論を出さなくても大丈夫ですし、最初から完璧にやろうとしなくても大丈夫です。「今はつらい」と感じていること自体を、まずはそのまま認めてあげてください。

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